鳥取県西部地震について
1 地震の概要
平成12年10月6日午後1時30分に「平成12年鳥取県西部地震」(マグニチュード7.3)は、震度6強を日野町、境港市で記録し、山間部に発生した地震でありながら大きな被害を出しました。
幸いにも亡くなった人はありませんでしたが、重傷31人、軽傷110人、全壊家屋が394戸、半壊2494戸と、斜面崩壊・落石などによる道路・鉄道の不通箇所を多く出しています。また、ライフラインの被害も15,000件にも達し、沿岸地域では液状化現象による港湾の破損は地場産業に大きな打撃を与えました。
発生日時 | 平成12年10月6日 午後1時30分 |
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震央地名 | 鳥取県米子市 南方約20 km 北緯35度16.4分 東経133度20.9分 |
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地震の規模 | マグニチュード M7.3 (震源の深さ 9 km) |
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震度4以上を観測した 県内自治体 |
震度 6強 |
境港市、日野町 |
震度 6弱 |
西伯町、会見町、岸本町、日吉津村、淀江町、日南町、江府町、溝口町 | |
震度 5強 |
米子市 | |
震度 5弱 |
東郷町、関金町、北条町、大栄町、東伯町、赤碕町、大山町、名和町、中山町 | |
震度 4弱 |
鳥取市、国府町、岩美町、福部村、郡家町、船岡町、河原町、用瀬町、智頭町、気高町、 鹿野町、青谷町、羽合町、三朝町 |
2 被害の状況
鳥取県西部地震は鳥取県西部を中心に多数の家屋倒壊や土砂災害など、甚大な被害をもたらしました。
JR伯備線他4線で落石、土砂崩壊、プラットホーム傾く。米子自動車道で、段差発生や路面亀裂等。鳥取県国道180号等で路肩決壊等11箇所、岡山県国道181号等で落石6箇所等。
米子空港で滑走路亀裂(10月11日より再開)
中国電力 停電 17,402戸。四国電力 停電 1,874戸。
都道府県 | 人的被害 | 住宅被害 | |||
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死者 | 負傷者 | 全壊 | 半壊 | 一部破損 | |
鳥取 | 0 | 141 | 394棟 | 2494棟 | 14134棟 |
その他 | 0 | 41 | 41棟 | 607棟 | 4410棟 |
合計 | 0 | 182 | 435棟 | 3101棟 | 18544棟 |